株式会社ARISE analytics(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:家中 仁、以下 ARISE analytics)は、内閣府が実施し国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が管理法人を務める「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術におけるアーキテクチャ構築及び実証研究」の研究開発項目の1つである「スマートシティ分野:実証研究の実施」に対して、総合都市システム(以下、都市OS)との機能連携の実証研究の提案を行い、アクセンチュア株式会社(以下、アクセンチュア)、株式会社アスコエパートナーズ、TIS株式会社の4社の共同研究として採択されました。本実証研究においてARISE analyticsは、ヘルスケア領域における研究を実施します。
ヘルスケア領域において、我が国の医療費は人口の高齢化等に伴い増加の一途をたどっており、今後さらなる増大が想定されます。様々な施策が議論されている中、近年、日常生活において自身の健康状態と生活習慣を適切に把握・管理することで、生活習慣病の発症及び重症化を未然に防ぐ「予防医療」により、医療費を適正化する取り組みが着目されています。
そのような背景の中、ARISE analyticsは医療データやウェアラブルデータに対するAI活用を起点に、生活習慣病に関する予防に取り組んでいきます。今回、会津若松市のリーダーシップのもとに、アクセンチュアが開発を支援した市民向けコミュニケーションポータル「会津若松+(プラス)」を活用し、行政が保有するヘルスケアデータ及びAIを活用した予防医療サービスと、都市OSとの機能連携の実証研究の参画に至りました。尚、実証研究成果はスマートシティ分野におけるアーキテクチャ構築に反映致します。
■実証研究内容
会津若松市の協力と名古屋大学医学部発医療ベンチャーの株式会社PREVENT協力の下、本実証研究では会津若松市が保有するヘルスケアデータ等を活用し、以下の内容を実施予定です。
・行政の保有するヘルスケアデータ(特定健診データ等)やウェアラブルデバイスから取得する活動量データを用いたヘルスケアサービスの研究
∘健康診断結果や活動量の見える化サービスの検証
∘健診データ等から生活習慣病発症リスクの傾向を導出できるかを検証
・ヘルスケアサービス実現のために必要なデータ連携・管理方式の研究
∘ヘルスケアデータの連携、本人確認、オプトイン取得に関する都市OSとの連携方式の検証
∘ブロックチェーン技術を活用したセキュアなデータ管理方式の検証(※)
図. ヘルスケアサービスアプリ画面イメージ(表示結果はダミーデータです)
※ブロックチェーン技術の活用について
本実証研究では、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社とのパートナーシップの下、ヘルスケア領域において日本国内初となるAmazon Quantum Ledger Databaseを活用したセキュアなプラットフォームを構築します。これにより、秘匿性の高いヘルスケアデータの参照履歴をセキュアに管理することができ、信頼性を高めることが可能となります。
【株式会社ARISE analytics 会社概要】
ARISE analyticsは、KDDIとアクセンチュアのジョイントベンチャーとして2017年2月に設立されました。国内最大規模のデータを保有するKDDIと、高度なコンサルティング力、アルゴリズム開発力を誇るアクセンチュアの強みを融合させた新しいアナリティクスカンパニーです。多数のデータサイエンティストが在籍し、データアナリティクスとAI(人工知能)を駆使し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
URL:https://www.ariseanalytics.com/
本リリースに関する問い合わせ先
株式会社ARISE analytics
・報道関係者問合せ先 広報担当 高橋美紀
・実証研究に関する問い合わせ先 担当 木本真由美
Email:Corporate.PR@ariseanalytics.com
TEL:03-6365-6363(代表)