初めまして、Advanced Tech Divisionに所属している村瀬と申します。
Advanced Tech Divisionでは、多くの会社と協創しながら分析ソリューション案件を推進しております。
今回は、多くの案件を推進していく中で得られた暗黙知を形式知にしていくための活動をご紹介いたします。
背景と課題
ARISE analyticsが携わっている分析ソリューション案件は多岐にわたり、インプットデータだけでも顧客情報、位置情報、画像データ、IoTデータなど様々な種類を取り扱っております。またPoCフェーズ、開発フェーズ、運用フェーズなど様々なフェーズでの提案やPJ管理を行なっております。
従来、提案やPJ管理は案件担当者の経験や社内ファイルサーバーにある資料を参考に行なっておりました。しかし、担当者ごとのクオリティの差が発生したり、案件が多くなるにつれ過去資料を探すことが難しくなってきました。
また、エンジニアが他案件で利用している最新技術やアーキテクチャを知りたいと思っても、他案件の状況が分からず、技術力が人に依存してしまうという課題もありました。
目的
上記のような状況を打破するため、案件のノウハウを形式知化し、誰でも自発的に情報を収集できるような仕組みを構築しております。
これらを通じて、安定的なPJ品質の担保と効率化に加え、エンジニアの育成を行なっております。
(さらに集めた知見をこのTechBlogで発信し、ARISE analyticsのPRも狙っています笑)
実施内容
私たちはこれら一連の活動内容をギルド活動と称し、各テーマに沿って知見の収集・発信を行なっております。
ギルドという名前はSpotifyが組織的に行なっている全社的なアジャイル活動※1からお借りしました。
少し前に「SpotifyはSpotifyモデル(ギルドやスクワッドなど)を使っていない」※2という記事が公開されました。
しかしながら、この活動は情報共有を目的とし、当社コーポレート部門とも協力し教育マテリアルの充実化につなげて部門に閉じず情報共有を加速させるなど、Spotifyの教訓を踏まえつつ日々改良をしていきながら進めている所です。
今回は代表的なギルドの取り組み内容を5つご紹介いたします。
おわりに
次回以降は各ギルドの取り組み内容を紹介する予定です。業務で得た知識を横展開する際の参考になると幸いです。