ARISE analyticsでは、様々な業界、分野においてアナリティクスを活用した課題解決を行っております。その一方で扱う案件の数や規模が大きくなればなるほど、並走するプロジェクトチームが多くなり、「各チームで同じ作業をしてしまう」などの非効率や、「業務に追われ新技術を試していく投資余力を確保できない」などの課題も増えます。
ARISE analyticsでは、アナリティクスカンパニーとして顧客の価値を最大化し続けるため、組織を横断した生産性・品質の向上、プロセスのフレームワーク化、サイエンティストとしてのスキルアップなどの共通テーマについて、複数のワーキンググループを立ち上げ、上記課題解決に取組んでいます。本事例では、ARISE analyticsにおけるワーキンググループ活動の概要についてご紹介いたします。
ARISE analyticsにおけるワーキンググループ(WG)活動のご紹介
ARISE analyticsでは、現在(2019年1月時点)、7つのWG活動を実施しております。今後もサイエンティストとの会話と通じ、必要に応じて取組みを拡大させていく予定です。
- 分析品質向上WG
アナリティクスを業務活用する上でのモデル精度評価・運用・管理などのプロセス、およびプロジェクト運営方法などの標準プロセスを構築
- 生産性向上WG
分析業務をより正確・高速・簡単に遂行するためのソリューション、共通モジュールの開発、展開し、アウトプットの品質を向上しつつ、納期短縮を実現。
- データガバナンスWG
分析者が利用するデータに関する情報整理、およびハウスキーピング*運用のルール化、自動化を実現。価値提供の源泉となるデータの「品質」を担保しつづけることで、ビジネスのスケールを支える。
*ハウスキーピング:定期的に不要なログファイルを処理し無駄なデータがない状態にすること
- ナレッジ共有WG
各案件で蓄積される技術・ドメイン知識に関するナレッジを整理集約。情報アクセス効率向上を実現。
- コミュニケーションWG
大規模な組織にみられる、過度な報告やタスク管理、チーム内のメールのやりとりなどの非効率なコミュニケーションによる生産性低下を防ぐため、「コミュニケーション」、「ドキュメント共有」、「タスク管理」に関する最適化ソリューションを導入・運用改善を通じて業務効率の向上を実現。
- 分析環境改善WG
各案件でサイエンティストが活用する共通分析基盤の改善・高度化。サイエンティストが快適に分析業務を遂行できる環境を目指し、継続して改善中。
- 分析力向上WG
サイエンティストのトップライン向上にむけて、教育環境を整備。書籍購入サポートや、過去案件から抽出した実案件体験型のトレーニングの提供、チーム対抗でのデータ分析コンペなどの企画を実施中。
今後の取り組みについて
ARISE analyticsでは、これらの社内活動の結果、サイエンティストの生産性向上、インプット・アウトプットの品質担保、継続したスキルアップができる環境を実現しています。アナリティクスカンパニーとして顧客の価値を最大化し続けることができる企業・組織づくりに引き続き取り組んでまいります。
今後の掲載記事では、本記事でご紹介した各WGにおける具体的な取り組みをご紹介していきます。